創造的な人が実践している7つの習慣

あなたはクリエイティブな人だろうか。創造力は素晴らしいスキルだと知りながらもスキルとして身につけることは難しそうに思える。創造性とはどのように身につければいいのかを解き明かしたい。


創造的な人とは

創造力は新しいモノを創り出す能力のことを指す。英語では「creativity(クリエイティビティ)」といい、クリエイティブな人といえばイメージしやすいのではないだろうか。創造性(クリエイティビティ)とは今までにない価値を創出することや回答が明確ではない課題に対する思考能力のこと。つまり、創造的な人とは「今までない価値やモノを創り出すことが出来る人」を意味する。そして、創造的な人というのは必ずしもIQといった知能指数の高う人のことを指すものではない。

この創造的(クリエイティブ)な人が社会で求められていることは説明するまでもないかもしれない。インターネットの普及や人工知能の発達によって私達に求められる“働く”という意味は変わりつつある。もはや、かつてのヨーロッパで産業革命が起こりラッダイト運動が起こすことは出来ない。私達はこのテクノロジーによっていい意味でも悪い意味でも仕事が代替される事実を受け入れるしかないのだ。
そこで、このクリエイティブな人というのは需要が出てくる。なぜなら、決められたオペレーションワークは機械がやればいいのであって、人間に求められるスキルはこの創造性であると考えられるようになるからだ。クリエイティブな人というのは様々な職業にいる。例えば、新しく今までにない事業を興す起業家や音楽や絵を創作するアーティスト、行き詰まった仕事に対してアドバイスを行うコンサルタントかもしれない。

私には遠い話でクリエイティブな人にはなれないだろう。
彼らは魔法使いのような人や一部の限られた天才だと思う人もいるかもしれない。
もしかしたら、クリエイティブな彼らの習慣を真似るとあなたもクリエイティブな人に近づけるかもしれない。

クリエイティブな人が実践している7つの習慣

1.散歩をする

2014年4月のスタンフォード大学の研究によると、人は座っているときよりも歩いているときのほうが創造的になるそうだ。散歩などの単純な歩行であったとしても、特定の種類の思考を改善することが出来るようになることが明らかになったのだ。作家やアーティストが散歩に行く姿は想像できるかもしれない。そう言えば、国民的アニメ「サザエさん」のいささか先生もよく散歩をしていた、クリエイティブな仕事と散歩は関係があるといっても間違ってないかもしれない。彼らは椅子に座って行き詰まったとき、散歩に出かけるのだ。

参考:「Give your ideas some legs: the positive effect of walking on creative thinking」
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24749966

2.仕事から心理的な距離を取る

意図的に自分が携わっているプロジェクトや仕事から距離を取るのも創造的な人の習慣だ。勿論、彼らは没頭することで何時間も仕事に取り組むこともあるのだが、意図的に仕事から離れることおこなう。
アメリカの研究では自分と解決したい課題との間に心理的な距離を意図的に置くことで解決に向かうこともあるそうだ。

3.感情的になる

感情的になったほうがいい創造的になることが出来るというのは、あまり理解できない感覚かもしれない。なぜなら私達は感情的になり過ぎず、仕事の波がないほうが仕事が出来るようなビジネスマンになった感覚に陥るからだ。何もポジティブに有り続けることだけが創造性と繋がっているのではない。2007年のある研究によると、ポジティブな感情とネガティブな感情の両方が創造性に結びついていることが明らかになった のだ。
もしあなたがネガティブな感情に陥ったからといって無理に抜け出そうとしなくてもいい。あなたの抱いたその負の感情こそが今まで誰も解決し得なかった課題を解決する強い原動力になる可能性があるのだ。

参考:
「The Emotions That Make Us More Creative」
https://hbr.org/2015/08/the-emotions-that-make-us-more-creative

4.具体化と抽象化を繰り返す

クリエイティブな人は目の前の事象や頭の中によぎったアイデアをそのままにしない。彼らはアイデアをより具体的にする作業とそのアイデアを更に抽象的にするという作業を繰り返すのだ。抽象的思考と具体的思考を繰り返すこと創造的な人として「メモの魔力」の著者SHOWROOMの代表取締役 前田裕二さんは有名だ。彼はメモ上で365日この思考の行き来を繰り返しているのだ。
「メモの魔力 -The Magic of Memos-/前田裕二」
//af.moshimo.com/af/c/click?a_id=1923562&p_id=56&pc_id=56&pl_id=637&url=https://books.rakuten.co.jp/rb/15724433/

メモの魔力 -The Magic of Memos-/前田裕二
ある研究では子どもたちが創造的な絵を書くことに対して褒めることを繰り返すことで、彼らの作品の創造性が増したことが明らかになった。人は褒められることで自己肯定感をた高め、自分自身の信じる創造性を高め続けることが出来るのだ。これはアメリカのPaypalの創業者ピーター・ティール氏の言う起業家の「隠れた真実」という言葉にも通じるものがありそうだ。
「ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか」ピーター・ティール
//af.moshimo.com/af/c/click?a_id=1923561&p_id=54&pc_id=54&pl_id=616&url=https://item.rakuten.co.jp/neowing-r/neobk-1717404/

5.自分自身を褒める

ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか/ピーター・ティール

6.筋トレをする

筋力トレーニングをすることも創造性の増進に影響を与えるそう。一見、全く別のものだとすら考えられる身体的なトレーニングと創造性だが、関係するそうだ。過度なストレスがあなたの創造性を阻害することは理解できるだろう。人々は過度なストレスのもとにさらされると創造性を発揮することができなくなってしまう。
アメリカの優秀な大学学生たちや多くの起業家たちが筋力トレーニングを日々する理由もここにあるのだろう。筋トレに限らず運動をすることであなたの創造性も刺激されるのかもしれない。

参考:「筋トレでストレスは解消できる」
https://www.saluce.jp/wp/articles/59

7.瞑想をする

マインドフルネス瞑想は創造力の増進に関連していることが研究によって証明されている。リラクゼーションが高いことで長い間用いられてきた瞑想であったが、創造性にも大きく影響を与えていることでアメリカのニューヨークのビジネスマンを中心に人気が再浮上しているそうだ。
マインドフルネス瞑想を通して呼吸に意識を傾けることで、リアルタイムにあるがままを認識できるようになることで新たなアイデアを促進するのかもしれない。Appleの創業者でiPhoneの生みの親と言われるスティーブ・ジョブズ氏が瞑想を実践していたというのも納得できる。

参考:「日本でも注目を集める 瞑想とは」
https://www.saluce.jp/wp/articles/2

いかがだろうか

創造力を持った人間が今後の社会でますます必要になるのは分かってもらえだだろうか。
何もアーティストのような人たちだけがクリエイティブだと言うわけではない。職業に関係なく、クリエイティブな人たちは日々あらゆるところで新たな価値を創出しているのだ。

でも、安心して欲しい。創造的な人たちは決して魔法使いなどではない。創造力は後天的に身に着けられるものでもあるのだ。
ある程度はまではあなたも身につけることが出来るスキルなのだ。

まずは彼らの習慣を真似てみることから始めよう。ライフスタイルを変えれば、その習慣はきっとあなたをクリエイティブな人に近づけてくれるはずだ。

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