子育てやダイエット成功のカギは脳にあった!


・ダイエットとメンタルの関係について

ダイエットと言えば、筋トレや有酸素運動、食事制限をイメージする人も多いと思います。シンプルに考えれば、摂取カロリーより消費カロリーの方が多ければ、ダイエットは成功します。そのため、筋トレや有酸素運動、食事制限は、ダイエットを成功に導くために非常に重要な役割を持ちます。しかし、これ以外にも重要なものがあるのです。それは何かというと「メンタル」になります。ダイエットを行う際に、メンタル面で必要なことを押さえておかなければ、ダイエットが途中で挫折したり、ダイエット終了後に急激なリバウンドが起こったりしてしまいます。そのため、ダイエットを成功させるための、メンタルについて説明していきたいと思います。

・心と脳の仕組みについて

ここで使用するメンタルとは、心と脳の仕組みのことであり、心理学的な要素(統計学的なもの)と脳科学的な要素(脳の仕組み)を含めて説明させていただきます。 

1.「快楽」と「苦痛」の関係について

私たちの脳は、「快楽」を求めて「苦痛」を避けるようにできている!

例えば、「タバコを吸う」という行為に対して、タバコを吸う人が、自分自身の脳にどのような情報がインプットされているか?を見てみると…

・タバコを吸うとリラックスできる!

・食後の一服は最高だ!

・タバコを吸う姿が格好いい!

などと、タバコを吸うことを、全て「快楽」へと結びつけています。  

一方、タバコを吸わない人は、自分自身の脳にどのような情報がインプットされているか?を見てみると…

・健康に悪い!

・煙や匂いが苦手!

・お金が掛かる!

などと、タバコを吸うことを、全て「苦痛」と結びつけています。

つまり、タバコを吸う行為(行動)を、自分自身の中でどのように脳にインプットしているかで、その結果が真逆になるということなのです。

この「快楽」と「苦痛」のメカニズムを、ダイエットの成功に結びつけるということです。

2.脳の3層構造について 

【脳の3層構造】 

参照 日経 Goody(脳科学から「怒り」のメカニズムに迫る! カチンと来ても6秒待つと怒りが鎮まるワケ)

※ 生命を維持するための脳幹や視床下部など=身体脳

本能や感情を司る大脳辺縁系=本能脳

理性や思考を司る大脳新皮質=理性脳

基本的には、大脳辺縁系=本能脳に、「快楽」・「苦痛」のどちらでインプットされているかが行動の基準になります。それを大脳新皮質=理性脳が判断して、実際の行動につなげます。

 

3.イメージの重要性について

私たちの脳は、イメージできないことは現実化できない!と言われています。

例えば、海外旅行に全く行ったこともなく、興味の無い女子高生に、ダイエットが成功したら、イタリアのベネチアに無料招待する!と言っても、大きなモチベーションにつながりません。しかし、ディズニー好き女子高生に、ダイエットが成功したら、東京ディズニーリゾートに3泊無料招待する!しかも、アンバサダーホテルに宿泊できる!と言えば、ダイエットに対しての大きなモチベーションになるはずです。このように、私たちの脳はイメージできないことに対して、達成するための大きなモチベーションが起こらないため、結果としてイメージできないことは現実に起こらないということなのです。
 

・ダイエットの大敵はストレスにあった

1.ストレスとは?

1936年、ハンス・セリエ氏が工学の領域から、医学の領域に導入したもの。

「物体に力が加わった時の、物体内の力の不均衡、すなわち歪みである」と定義

ゴムボールを押すと、ボールに歪みが見られ、再び元に戻ろうとする力が働くように、生体が外部から刺激を受けて、緊張・歪みの状態を起こすと、これらの刺激に適応しようとして、生体の内部に一般的な反応が生ずることを指します。

 

1) 外部からの刺激=ストレッサー

2) 生体の内部に生じた一般的な反応=ストレス反応

 

私たちが通常使っているストレスという言葉は、この2つの要素から成り立っています。

上司から注意された=ストレッサ―、注意されたことでイライラする=ストレス反応ということです。

同じストレッサーに直面した場合でも、そのストレス反応には個人差があります。注意されても、あまり気にしない人は、ストレス反応が少ない=ストレスを感じないタイプであり、反対に小さなことでも気になってしまいストレス反応を起こす人は、どんどんストレスが溜まっていく人になります。

また、ストレスの溜まりやすい人は、先ほど説明した、「理性脳」の働きが非常に大きくなっています。どんなことでも、~しなければ、頑張らなければと、「理性脳」が優位に働くことになり、どんどんストレスが溜まっていくことになります。

 

2.何故、ストレスがダイエットの大敵なのか?

私たちは、ストレスが溜まってしまうと、イライラしたり落ち込んだりして、日常生活を普通に送ることができなくなってしまいます。そのため、溜まったストレスを解消するために、自分自身に合った解消方法を取ります。

身体を動かす、スポーツを行う、カラオケで歌う、アロマテラピーを行う、マッサージを受ける、美味しいものを食べる、お酒を飲む、パーティに参加する など、自分の快楽につながるストレス解消法を取ることになります。ストレスが溜まる人は、「理性脳」の働きが大きいため、「本能脳」を優位に働かせることで、ストレスの解消を行なうことができます。そのため、「本能脳」と直結しているものの中に、美味しいものを食べる、お酒を飲む、パーティに参加する、カラオケで歌う(お酒を飲みながら)などがあり、これらが、ダイエット成功の妨げになってしまいます。それだけ、ストレスはダイエットの成功と深く関わっているのです。

 

3.ストレス解消と3大欲求の関係性について

先程、ストレスとダイエット成功との関係性についてお伝えしましたが、その中で、3大欲求を満たすことにつながるものがあります。まず、3代欲求とは、食欲・性欲・集団欲と言われ、その欲求を満たすために生きているというものです。(睡眠欲というものも挙げられますが、睡眠欲は生命維持の機能と言われていますので、ここでは集団欲として説明致します。)集団欲は、私たちは1人では生きていけないため、友人・恋人・家族・その他コミュニティに参加することで、集団欲を満たすことができるのです。

つまりは、ストレスが溜まった際に、食欲(食べ物を食べる)、性欲(異性と一緒にいる)、集団欲(誰かと一緒にいる)を満たすことがストレス解消に直結しやすいのです。その中でも、お酒のある場面では、アルコールが血液によって脳に到達すると脳を麻痺させ、酔った状態を作ります。この酔った状態になると、理性が働きにくくなり、それにより、本能脳が働くことになります。

そのことが、ストレス発散につながるのです。理性が働きにくい=抑圧が外れる=ストレス発散になるということです。理性が働きにくくなることで、カロリーの高いものを食べてしまったり、深夜にラーメンなどの高カロリーのものを食べてしまったりして、後で後悔することも多くなります。

・正しいダイエットの成功のためのメンタルについて

1.ストレスの解消法を考える

ストレスが溜まった際に、ストレス解消のために、3大欲求を満たすことや、お酒を飲むことで解消することを選択することで、ストレスが溜まることでダイエットが中断したり失敗したりします。何故なら、その方法が自分の中では「快楽」と結びついているからです。そのため、ストレスが溜まった際に、ダイエットの妨げにならない解消方法を考える必要があります。身体を動かす、スポーツを行う、カラオケで歌う(アルコール無し)、アロマテラピーを行う、マッサージを受けるなどの方法を、「快楽」と結びつけて、ストレス解消につなげる必要があります。

 

2.ダイエットの目的(動機づけ)を正しく行う

ダイエットを行う際に気をつけないといけないことは、ダイエットを何のために行うのか?という目的(動機づけ)を正しく行うことです。

具体的には、ダイエットの目的(動機づけ)を、痩せなければならない!(~しなければならない)という目的に設定した場合、頭の中では、痩せなかったら自分にとってマイナスなことが起こる!ということをイメージしてしまいます。そのことは、自分自身のダイエットを「苦痛を避ける」という動機で行うことになります。そのため、自分にとってはダイエット自体が「苦痛」という認識になるため、途中で理由をつけてダイエットを止めるか、多額のお金を払ってダイエットを行う場合などは、終わった途端、ダイエットから開放され、リバウンドしてしまうことになります。

これとは反対に、ダイエットの目的(動機づけ)を、痩せよう!(~しよう)という目的に設定することで、痩せることで、こんなメリットがある!こんな喜びにつながる!ということをイメージします。そのことは、自分自身のダイエットを「快楽を求める」という動機で行うことになります。そのため、自分にとってはダイエット自体が「快楽」という認識になるため、ダイエットを行ない、その結果得られるもののために、楽しく積極的に行うことができます。このように、自分自身の行動に対し、どのようなマインドセット(これまでの経験や教育、先入観から作られる思考パターンや固定化された考え方)を行うかで、結果は真逆のものになるということです。

 

3.リアルな成功イメージと達成時の感情を明確にする

自分自身が決めた目的を達成するために必要なことがあります。それは、より具体的な目標を設定し、その目標が達成した時のリアルな成功イメージを持ち、さらに達成した時の感情を疑似体験することです。

そのために5W3H【物事を正確に伝える際に用いる8つの確認事項である、 When(いつ)、Where(どこで)、Who(誰が)、Why(なぜ)、What(何を)、How(どのように)、How many(どのくらい)、How much(いくら)】といった具体的な目標が必要になります。目標が具体的になる事で、より具体的な達成イメージを持つことができます。

後は、その目標が達成した時に、どのような感情を得られるかを考え、その感情を疑似体験する必要があります。

そのことで、より強い「快楽」を感じることができ、その達成に向けた行動が取れるようになります。

 

このように、ダイエットの成功とメンタルは密接な関係があります。ダイエットを成功させるためのメンタルの特徴を理解することで、達成へとより近づくことができますので、しっかりと内容を理解し、実践して下さい。

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