ストレス社会の必需品「ハーバード式呼吸法」とは。

常にストレスと隣り合わせのビジネスマンにとっては自身でいかにストレスをマネジメントをするのかが重要だ。そんなビジネスマンに近年流行しているストレスマネジメント方法があるらしい。名をハーバード式呼吸法という。本記事ではその呼吸法について紐解く。


ビジネスマンに人気!ハーバード式呼吸法とは何なのか。

ハーバード式呼吸法という言葉を聞いたことがある人もいるかもしれない。日本でも数年前に首相安倍晋三氏が実践していることで取り上げられたことがあるからだ。健康法の一種として考えられているが、近年この呼吸法がビジネスマンにぴったりなのではないかと言われている。

ハーバード式呼吸法の別名は「4-7-8呼吸法」だ。

その名の通り、ハーバード大学卒業のアンドルー・ワイル博士によって開発した究極のストレス解消術。ただの健康法の一種だと思われがちだが、同氏が古今東西の医学を調べ尽くした末に開発された呼吸法として知られている。
以下の動画を見てもらえれば理解しやすい。アンドルー・ワイル氏本人がハーバード式呼吸法について説明している。
https://youtu.be/gz4G31LGyog

ハーバード式呼吸法のやり方はシンプルだ。

やり方は別称の通り、名前を読めばわかる。

1. 鼻から 4秒間 息を吸う
2.7秒間 息を止める
3.8秒間かけてゆっくりと口から息を吐く

これらを繰り返すという簡単なものだ。
しかし、やったことがある人は分かるかもしれないが、簡単そうに見えて簡単ではない。
人間の気持ちの浮き沈みと呼吸が深く関わっていることを実感する。

今、試しにやってみて欲しい。

おそらくこの記事を読んでいる今のあなたにとってこの呼吸法は難しいものではないだろう。しかし、忙しいと感じている時もしくはストレスを感じているなと感じた時に試してみてほしい。

簡単なやり方で実践できるハーバード式呼吸法は1分間からでよいのだ。

ハーバード式呼吸法はストレス解消に効果を発揮する。

この呼吸法に効果はあるのか。
浅い呼吸よりも深い呼吸のほうが心が落ち着いた状態になることが出来るのは感覚では理解できる。勿論、論理的にも効果は説明できる。
4-7-8 呼吸法によって呼吸に集中することで、その瞬間呼吸以外のあらゆることへの注意をそらすことが出来る。鼻に空気が当たる感覚、体内に流入した新鮮な空気が血液を通って体中を駆け巡る、その空気が口にあたりながら外へ出ていく。この流れに意識を傾けることで、私達は短時間でマインドフルネスな状態になることが出来るのだ。
そうすると興奮状態が冷めていくにつれ脳からはα波が出て、交感神経優位から副交感神経優位に移っていきあなたの自律神経は整う。

ハーバード式呼吸法がストレス解消や寝付きを良くすることに繋がっていると言われる所以はここにある。その他のメリットとして挙げられているリラックス効果や全身の血流改善についても同じだ。

要はこの呼吸法は分かりやすいメソッドによって人は短時間で簡単にマインドフルネスな状態に近づくことが出来るというものなのだ。この呼吸法はマインドフルネス呼吸法と言われる。
https://www.saluce.jp/wp/articles/2

ビジネスマンこそ実践するべし

この呼吸法はストレス社会に生きる戦うビジネスマンにこそ実践する意義がある。簡単なやり方で実践出来る点も安倍首相などの多忙な大人に好かれている理由なのは理解できるだろう。知らず知らずのうちに多くの情報に触れており、知らず知らずのうちに多くのストレスを感じてしまう現代社会だからこそ、ビジネスマンには覚えて欲しい術である。

たった1分だ。はじめはうまくいかないかもしれない。エレベーターの中、オフィスの席についてから、スキマ時間を見つけて実践することをおすすめしたい。忙しく頑張ることが出来るビジネスマンは多いけれど、意識的に休息や心を落ち着けることに力を注げる事のできるビジネスマンは少ない。

自律神経失調症の患者は潜在で650万人だと言われている。日本の人口の5%だ。21世紀後半、ストレス社会でアウトプットを出し続けることが出来るかには自律神経をいかに自分の力で整えることが出来るのかが重要だ。ハーバード式呼吸法は仕事の出来るビジネスマンにとって必需の術になるのではないか。

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